産前よりスタイルアップも?犬印本舗さんにきく「産後の体型戻し」

産前よりスタイルアップも?犬印本舗さんにきく「産後の体型戻し」

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産後リフォームインナーは、産後ママから「準備しておけばよかった!」と後悔の多いアイテム。どうやって戻すの?使い方は難しい?そんなプレママたちの疑問を、マタニティウェアのトップブランドメーカー「犬印本舗」商品開発担当・多田さんにお伺いしました。

妊娠期から産後まで、内側から大きく変化するママの身体

妊娠期の体形変化

妊娠したママの身体は、どのように変化するのですか?

多田妊娠中は、産後の母乳の材料となる脂肪を少しずつ身体に蓄えてきます。血液や羊水・胎盤なども合わせて、およそ8kgは、赤ちゃんを育てるために必要な量として必ず増加するんですよ(下図)。

大きくなったおなかを支えようとして身体の重心が歪んだり、疲れやすくなるために運動量が減り、筋力が低下します。また、妊娠中に分泌されるホルモンが靭帯などを緩め、ヒップが大きくなります。

妊娠期の体形変化

妊娠前から臨月までの、一般的なサイズの変化

ただ「太る」のではなく、様々に「変化」しているのですね。出産後はどう変わるのでしょうか?

多田では、実際の体型の変化をお見せします。「産後すぐ」の写真にご注目ください。

産後の体形変化

臨月から産後2週間までの体型変化

多田出産前と比較して、体型があまり変わっていないことがわかりますか?

ほんとうですね!赤ちゃんはもう生まれているのに、おなかの大きさが出産前とあまり変わらないようです。

多田大きくなった子宮が元のサイズに戻るのは、およそ1ヶ月後。腹筋も伸びきっているので、出産直後のおなかは、妊娠7~8カ月くらいの大きさにしか戻らないんです。

緩くなった骨盤の間を10cmほどの赤ちゃんの頭が通って生まれてきているので、骨盤も開いた状態。その結果、ヒップも大きくなっています。

帝王切開で出産すれば骨盤などに影響しないのでしょうか?

多田いいえ。帝王切開の場合も骨盤が緩み、ヒップのサイズも大きくなります。妊娠期間中に分泌されるホルモンの影響で骨盤が広がり、出産時にピークを迎えるためです。

身体の中心である骨盤が緩んでいると、体型だけでなく、将来の健康に影響することもあります。出産したママにとって、産後のリフォームは非常に重要なんです。

産後2週間がカギ!3つのステップで行う産後ケア

では、出産前の身体に戻すために、なにから始めたらよいのでしょう?

多田ただ「痩せる」のではなく、骨や筋肉など身体の内側も戻しながらリフォームしていくことが大切です。犬印本舗では産後の身体を3ステップに分け、体の状況に合わせたリフォームをおすすめしています。

産後リフォーム3ステップ

3つのステップで、体の状況に合わせて進める

STEP1は出産の直後ですね。

多田出産したらすぐに骨盤ベルトをしっかり巻いて、緩んだ骨盤を固定します。また、分娩直後は赤ちゃんの重みがなくなり、バランスが取りにくい時期。緩んだおなかの筋肉を安定させるニッパーで、急激に起こるバランスの変化を支えましょう。いずれも出産直後、助産師さんに巻いていただくのがおすすめです。

多田産後2週間は体型戻しのゴールデンタイム。身体を緩めるホルモンが出続けているこの時期に適切なケアをすることが、産後リフォーム成功への一歩となります。

出産直後2週間のケアが大切なのですね。その後、STEP2に進みます。

多田子宮が小さくなって骨盤の中に戻り始めたら、ウエストラインのリフォームを開始します。おなかが隠れるショーツやニッパーを使い、皮膚のたるみを予防しましょう。骨盤には自分で戻ろうとする力が働き始めるので、力の強いベルトに変えてサポート。身体全体のゆがみを補正することで、余分な場所に脂肪がつくのも防いでくれますよ。

多田この時期よりも前におなかを締めてしまうと、内臓を押し下げてぽっこりおなかの原因になったり、傷んだ骨盤底筋の回復を妨げる原因となります。開始時期は必ず守ってくださいね。

身体の回復に合わせて適切に進めることが大切なんですね。ステップ3では、本格的なリフォームがスタートします。

多田はい。悪露が落ち着いて子宮が回復してくる、産後1ヶ月頃から始めます。パワーネットを使ったガードルで骨盤を引き締めながら、余分なお肉を適切な位置に移動します。産後1年頃まではホルモンの影響で脂肪も非常に柔らかいので、この期間にケアし続けることで、妊娠前以上にスタイルアップできる場合もあるんです。

INUJIRUSHI|ハイウエスト骨盤ガードル

適度な圧で無理なく引き締め

多田また、お腹が大きくなると肋骨も広がります。肋骨は骨盤に比べて戻る力が弱いので、この時期にベルトで締めておくと、メリハリのあるスタイルが作れますよ。

INUJIRUSHI|美ボディメイク肋骨ベルト

姿勢やボディラインを整える

未来の暮らしにもつながる、産後のケア

骨格のゆがみと同時に、筋肉も伸びていると伺いました。どうケアするのでしょうか。

多田筋肉のケアのためにも、骨盤ベルトが重要です。出産によって傷みやすい筋肉のひとつが、骨盤の中にある骨盤底筋群。産後女性に多い尿漏れは、この緩みが原因です。骨盤ベルトの適度な圧はこの回復を助け、症状が緩和される時期が早まります。

身体の軸や筋肉をケアすることは、育児のしやすさ、老後の身体の動きなど、今後の生活や人生にも影響します。適切なケアを行い、できるだけ早く整えましょう。

妊娠中のママスタッフが訊きました!産後リフォームQ&A

妊娠期間中に少しずつ揃えていこうと思っています。まず最初に揃えるべきは、どのアイテムですか?

多田産後のリフォームは、ホルモンの力を利用するのが成功への近道。この時期に適切なケアができるよう、STEP1のアイテム「産後すぐ骨盤ベルト」と「産後すぐニッパー」からご準備ください。妊娠中から継続してケアするなら、「マタニティベルト」もおすすめです。

準備に最適な時期はありますか?

多田妊娠後期までにご準備いただくと安心です。特に、出産直後に助産師さんに巻いていただくSTEP1のアイテムは、妊娠後期になったら早めに準備し、助産師さんに相談しておくと安心です。産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、自分のことにまで手が回らない方も多いので、出産前のご準備がおすすめです。

骨盤ベルトの巻き方が合っているか不安です。正しい巻き方やコツを教えてください。

多田足を閉じた状態で、恥骨の真上を通り、地面と水平になるように巻いてください。初めて装着するときは、鏡で位置を確認するとわかりやすいですよ。

骨盤ベルトの目的は、弱った筋肉や身体の緩みをサポートして回復に導くこと。ぎゅっと締めつける必要はないので、手を差し込める程度のゆとりをもたせて巻いてください。ただし、出産直後の2週間は骨盤が不安定な状態。この期間だけは手が入らないくらいにぎゅっと締め、しっかりと固定してくださいね。

骨盤ベルトで骨盤が締まり、赤ちゃんが出るのを妨げるのではと心配です。出産直前はベルトを外した方がよいですか?

多田産婦人科の医師によると「骨盤を緩めるホルモンの力は骨盤ベルトで抑えることはできない」とのこと。骨盤ベルトで産道や骨盤が必要以上に締まることはありません。骨盤ベルトで歪みを整え、骨盤を水平に保つことで、赤ちゃんがスムーズに生まれるという考えもあるため、直前までの使用をおすすめしています。

「産後の体型戻し」には、外見を整えるだけではなく、身体の内側から歪みを改善して健康な身体へと導く、大切な役割があったんですね。産後の快適な生活や将来の健康のために、出産準備とあわせて産後リフォームインナーを揃えておきましょう。